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本日も三鷹から 

やらしい事考えてます

大学生が司馬遼太郎を読むべき4つの理由

燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)

 

私は現在大学5年であるからして、残り単位数が少なく、授業の合間によく図書館で本を読んで過ごしている。

しかし、最近思うのだが「図書館」であるはずなのに、「本」を読んでいる学生が非常に少ない。もはや絶滅危惧種並である(書物を使って勉強している人は別である)。

図書館の事務員さんに聞いてみると「一人当たりの平均貸出し数は年々下がってきている」との事。一人当たり年間6,5冊だとか。少ない。

 

しかし、読書を全くしない人に比べて読書を好む人間の方が人間味に富んでおり、かつ賢いというのはよく聞く話であり、実際に私もそう思う。

 

ならばならば大学生諸君よ、読もうではないか。司馬遼太郎を読もうではないか!

え?なんで司馬遼太郎なのかって?それには4つの理由がありまして・・・

せっかく読書をする気になったのなら誰かに薦められた本でももちろん良い。しかし、大学生の内に司馬遼太郎を読む事はとっっっっっっても良い事なのですはい。司馬遼太郎読んでるってだけで意識高い学生どもを蹴散らせますはい。

ではその前に、司馬遼太郎がどんな人物かをちょこっと説明しようと思う。

 

司馬遼太郎ってどんな人?

司馬 太郎(しば りょうたろう、1923年大正12年)8月7日 - 1996年平成8年)2月12日)は、日本の小説家、ノンフィクション作家、評論家。本名、福田 定一(ふくだ ていいち)。大阪府大阪市生まれ。筆名の由来は「司馬遷(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。

以上、wikipediaより。

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大阪大学外国語学部→新世界新聞社(2年)→産經新聞(13年)→小説家(生涯) 

という言語の権化か!と言いたくなるような一生を歩んだ司馬遼太郎であるが、彼が小説家になってから書いていた本というのは戦国や幕末といった時代を背景とした歴史小説が圧倒的に多い。そしてそのあまりの完成度から、NHKの大河ドラマの題材に何度も取り上げられている。20年も前に亡くなったにもかかわらず、最近の大学生でも司馬遼太郎と言えば「なんとなく聞いた事がある」という反応を示す知名度を誇っており、今の40、50代(1970年代生まれとか)のオジさん世代には圧倒的な人気を博している(今もなお)。

その圧倒的な小説の完成度から、小説にも関わらず「司馬遼太郎の描いた歴史=歴史の真実」という錯覚に陥る人が多数おり、司馬史観という言葉も作られたそうな。

歴史小説にも関わらず、まるでその場で歴史の1ページを見ているかのような、まるで司馬遼太郎がその場で密着取材してきたかのような息づく間もない書き方が特徴的である。彼が執筆しているときは特定の人物に関する本が近所の図書館から全て無くなったという逸話が残されている。詳しくはwikipediaをどうぞ

司馬遼太郎 - Wikipedia

 

 

 

 

 

 

 

さて、そんな司馬遼太郎の作品を大学5年間で40冊(巻数で言うと100くらい?)は読んだ私は声を大にしてもういい一度言う。大学生のうちに司馬遼太郎を読むべきである。

私は東野圭吾や百田直樹の本も大好きである。百田直樹に至っては出版されている本は全て読んでいるが、司馬遼太郎作品から学べるものというのは他の作家とは比べ物にならない。司馬遼太郎を読むという事はあなたの人生を必ずや有意義な物にしてくれるだろう。

 

果たしてその理由とは?

 

 

 ① 世の中に対する自分の思考基盤が持てるようになる

これが最大最強の司馬作品のメリットである。

司馬遼太郎作品の最大の特徴は「〜〜と筆者は考える」や「余談であるが筆者は〜〜」という言い回しが物語の途中で突然出てくる(割と頻繁に)事である。

司馬遼太郎は小説家であり、歴史研究家ではない。よって本の内容全てが史実と完全に一致している訳ではない。そこで筆者は「こうこうこういう風に考えてます」と途中に挟んでくれる事で読者側に考える機会を与えてくれる。ここでいう考える機会というのはミステリーにおける「犯人はあいつにちがいない」や「最後はこういう結末になるだろう」といったたぐいの推理ではなく、それまでの小説の流れや彼の調査した内容と照らし合わせた結果「私はこう思うのですが、あなたはどう思いますか?」という問いかけである。

 

私はこの「〜〜と筆者は考える」という下りになる度にその事例について調べ、自分で考えをまとめていた(頭の中で)。そうする事の積み重ねが現代に起こっている様々な事件や政治的問題に対しても、しっかりと自分の意見が言える基盤になっている。

「賢い」というのは結局はこういう「自分の考えの基盤」がいかに時間をかけて作られらものかという事だと思う。もちろん質や学び方も関係あるのだが、司馬遼太郎作品はその「基盤」を築く上では最高の教材である。

 

 

② 年上(オジさん)世代と共通の話題ができ、割と可愛がってくれる

 本当である。今のオジさん世代というのは若い者とどうにかコミュケーションを図りたいがうまくいかないという悩みを抱えているらしい(推測)。コミュニケーションを図ろうとも共通の話題があまりない。そもそも2016年に20代前半でありスマホが生活の一部にとけ込んでいる世代とバブル時に青春時代を過ごしていた世代とではジェネレーションギャップがありすぎる。

そこで司馬遼太郎である。

雑誌最盛期であった当時に週刊文春等で連載されていた司馬遼太郎作品を知らない人はまずおらず、ほとんどのオジさんが読んでいると言っても過言ではない。司馬遼太郎を肴に酒を酌み交わして仲良くなってしまおう。多少好きな作品のタイプが違っても全てオジさんに合わせてしまおう。オジさんの発言全てに「私もそう思うんです!」と全力で相づちを打とう。飲み代を支払う事は免れるだろう。

 

③ 就活に強い

 これまた私の経験談なのだが、エントリーシートの趣味欄に「読書」と書いておくと「どんな本読むの?」と突っ込まれる事が多かった。そんな時に「司馬遼太郎です!一番好きな本は峠です!」なんて言うとそこから話が広がりなんなく面接通過し余裕で内定・・・とまでうまくは行かないが、話が弾んで面接に通過した事は何回かあった。実際どこを評価されているかなんて分からないのが就活なので、共通の話題を一個持っているという事は少なからず自信になっていた。

 

こんな記事もあるようですしね!

www.news-postseven.com

 

 

④ 国内旅行が楽しくなる

司馬遼太郎を読んでいると地名の由来や地理に強くなる。城1つとって見てもただ観光で行くのとは訳が違う様になる。その城や城下町が昔はどういう風に建てられていたか、どういう人物がその地域で活躍していたかを連想しながら町を闊歩する事ができる。「竜馬が行く」を読めば高知や京都へ、「世に住む日々」を読めば萩や下関へ、「国取り物語」を読めば美濃へ、という風に一人旅が楽しくなるのも司馬遼太郎作品を読む上での良いところの一つである。特に大学生世代というのは人生で一番時間がある時期なので是非たくさん本を読んでいろんな場所に行っていろんな物を感じてほしい。感じ方は人それぞれだが、その場所に行った事や出会った人というのは今後の人生の良い財産になる。

 

個人的には「関ヶ原」を読んだ後に行った実際の岐阜県関ヶ原が一番感動した場所である。どこまでも続く平原に当時の姿のまま残された砦の一部や決戦地と書かれた白い旗。司馬遼太郎にはまった人に是非訪れてほしい場所である。

 

 

 

これだけは読んでおこう、3選

とはいえ100冊以上もある司馬遼太郎作品の中で何から手を付けていいやら、という人も少なくないと思う。というわけで今回は現役大学生である私が大学生のうちにこの3冊は絶対に読んでおけ!という物を紹介しようと思う(なるべく短めな本を)。

 

・ 新史太閤記

新史太閤記 (上巻) (新潮文庫)

新史太閤記 (上巻) (新潮文庫)

 

日本史上、もっとも巧みに人の心を捉えた“人蕩し"の天才、豊臣秀吉。生れながらの猿面を人間的魅力に転じ、見事な演出力で次々に名将たちを統合し、ついに日本六十余州を制覇した英雄の生涯を描く歴史長編。古来、幾多の人々に読みつがれ、日本人の夢とロマンを育んできた物語を、冷徹な史眼と新鮮な感覚によって今日の社会に甦らせたもっとも現代的な太閤記である。 

 

・ 峠

 

峠 (上巻) (新潮文庫)

峠 (上巻) (新潮文庫)

 

 

壮大な野心を藩の運命に賭して幕末の混乱期を生きた英傑の生涯!

幕末、雪深い越後長岡藩から一人の藩士が江戸に出府した。藩の持て余し者でもあったこの男、河井継之助は、いくつかの塾に学びながら、詩文、洋学など単なる知識を得るための勉学は一切せず、歴史や世界の動きなど、ものごとの原理を知ろうと努めるのであった。さらに、江戸の学問にあきたらなくなった河井は、備中松山の藩財政を立て直した山田方谷のもとへ留学するため旅に出る。

 

・ 俄

 

新装版 俄(上) 浪華遊侠伝 (講談社文庫)

新装版 俄(上) 浪華遊侠伝 (講談社文庫)

 

 ひたすらになぐられ負けることで男を磨く

「この銭、貰うた」。逃げた父の代わりに金を稼がねばならなくなった万吉は、身体を張った“どつかれ屋”として身を起こす。やがて生来の勘とど根性と愛嬌を元手に、堂島の米相場破りを成功させ、度胸一の極道屋・明石屋万吉として知らぬ者のない存在となった。そんな万吉に大坂町奉行から密かな依頼がくる。

 

 

 

 

上に紹介した3つは戦国、幕末、江戸においての私の中での傑作3選であると同時に、歴史小説初心者にも比較的読みやすい作品である。ちなみに、歴史小説というのは通常のミステリー小説なんかと比べて3倍くらい時間がかかるものなので最初は少しつらいのであしからず・・・

 

以上、このブログを読んだあなたが司馬遼太郎作品を少しでも好きになってくれたら幸いです。

 

 

 

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